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Gift from the Sun 
カナダ建国史にもかかわった、環境保護のシンボル的存在
ビーバー

つややかな黒いボディに、白い腹面、そして両目上の白い「アイパッチ」と、全身に白黒のはっきりとした模様を持つオルカ(シャチ)。大きなオスでは体長6m以上、体重5,000kg以上とかなりの巨体となります。

映画「フリーウィリー」などで愛らしい様子を見せ、世界の水族館でも人気者ですが、英語では「キラーホエール」(殺し屋クジラ)といわれるとおり、実は獰猛な肉食動物。小さな魚からアザラシ、イルカ、そして時にクジラやサメ、ホッキョクグマまで捕食するといわれ、海洋生物の食物連鎖ヒエラルキーの中では最上位に位置します。もっとも幸いなことに、これまで捕食目的で人間を襲ったという記録はないようです。

スパイホッピング(頭を海上にだして周りを偵察)や、ブリーチング(波上への全身ジャンプ)など、様々な行動が見られる

バンクーバー沖合にあるサターナ島。ときには陸上からこんな姿を見られることも

オルカは通常、3頭から40頭くらいまでのポッド(群れ)を作り、一緒に獲物を追いかけながら移動します。音波を発して獲物の位置などを測り、仲間同士でコミュニケーションをとりながら、獲物を追いつめたり挟み撃ちにしたりするなど、かなりの頭脳派です。

オルカは世界各地の海で見られますが、特にカナダの西海岸、バンクーバー島周辺には定住型のポッドが生息することで知られ、専門家による研究も進んでいます。バンクーバーやビクトリア、そしてバンクーバー島各地の港からは、春から秋にかけ、様々なタイプのオルカ・ウォッチングのクルーズツアーが出ており、旅行者もかなりの高確率でその姿を見ることができます。

悠然と泳ぐ姿は美しく、先住民は力と美の象徴、海の王者として崇めてきた