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Do Something for Earth
カナディアン・ソーラーのこころみ
「どろんこになって、田植えをした思い出を描きました」
ふるさとの田んぼと水 子ども絵画展2013
Photo: Cast Inc. / Hiroko Yoshizawa

子供たちが農業や農村の様子を描くことで、それらを取り巻く環境や歴史を知り、豊かな未来へとつなげていってほしい ―― そんな想いをこめて開催された絵画コンクール「ふるさとの田んぼと水 子ども絵画展 2013」。入賞作品は19点。「カナディアン・ソーラー賞」は、5歳の男の子が描いた作品に決定しました。

全国から寄せられた数多くの絵

米作りをはじめとした日本の農業は、年々携わる人が減り、後継者不足や高齢化が大きな問題となっています。田んぼや畑などは、食料の生産だけでなく、生態系を維持したり、洪水を防止したりなど、周辺の環境を守るためにも重要な役割があるため、長く守り続ける必要があります。

全国水土里ネット(全国土地改良事業団体連合会)が主催する「ふるさとの田んぼと水 子ども絵画展」は、将来を担う子どもたちに農業と農村に関心を持ってもらい、食と農業の大切さやふるさとの恵みをこの絵画展を通じて実感し、知ってもらうことを目的としています。

「カナディアン・ソーラー」賞を含む、入賞者19名の授賞式が行われました 東京都墨田区すみだリバーサイドホールには、入選作品も展示

第14回目を迎えた今回のテーマは、「新発見! ぼくのわたしのふるさと」。かけがいのない故郷を大事にする気持ち、心の豊かさが伝わるってくるような作品が全国から届きました。その数、8,650点。思うままにダイナミックに描かれた未就学児の絵から、細部まで緻密にとらえた小学校高学年の児童たちの作品まで、個性豊かな絵画が一堂に集まりました。
2013年11月、多くの優れた作品のなかから、予備審査と本審査を経て、農林水産大臣賞をはじめ、全国水土里ネット会長賞、協賛企業・団体賞など、全19作品が選ばれました。

審査委員長である東京都美術館長の真室さんは、
「農村の棚田、水路、生態系など貴重なものを大切にしようとする思い。この絵画展を通じて感じたことを守っていき、子どもたち自身の未来につなげていってほしいですね。近年、絵の授業自体が少なくなってきていますが、絵を描くことは観察力や集中力など心を養うもの。ぜひ、今後もたくさん描いていってください」と、受賞者のみなさんに伝えていました。

カナディアン・ソーラー賞は熊本県在住の井上諒くんに

カナディアン・ソーラーでは、エコ・カンパニーとして日本の農業を守るお手伝いをしたいという思いから、2012年よりこの「ふるさとの田んぼと水 子ども絵画展」に協賛しています。入賞19作品のうちのひとつは「カナディアン・ソーラー賞」。たくさんの作品群の中から、これぞと思われる作品を決定しました。

選ばれたのは、熊本県に住む井上諒くん。5歳の男の子の作品「たのしいな」です。最近、絵を描くことが好きになったという諒くんは、春に初めて田植えを体験して泥だらけになった感動を、クレヨンで画用紙いっぱいに表現しました。真っ青な空には太陽が5つも描かれており、とにかくインパクト大。見たものに対する純粋な思いと楽しく元気な様子が、そこからあふれ出しています。

11月に東京で行われた表彰式に出席した諒くんは、「田植えの後、できたお米を食べました、おいしかった!」と、その時の様子をうれしそうに話してくれました。実際に自分で稲を植え、収穫したお米を食べることで、より農業を身近に感じたのではないでしょうか。

井上諒くんの作品「たのしいな」 緊張した面持ちで賞状を受け取る諒くん

第14回 ふるさとの田んぼと水 子ども絵画展2013

  • 主催:全国水土里ネット(全国土地改良事業団体連合会)/都道府県水土里ネット(都道府県土地改良事業団体連合会)
  • 後援:農林水産省/総務省/文部科学省/国土交通省/環境省/東京都、ほか
  • 審査員:真室佳武氏(東京都美術館長)、ほか
  • 表彰式:2013年11月30日 東京都墨田区すみだリバーサイドホールで開催

※取材:2013年11月