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Gift from the Sun 
カナダ建国史にもかかわった、環境保護のシンボル的存在
ビーバー

真っ白でふわふわの美しい毛並みに、ぽってりした耳と手足がなんとも愛嬌のある、ホッキョクギツネ。その名の通り、北極圏周辺に生息しており、カナダでは北緯82度のエルズミーア島から北緯51度のジェームス湾までの一帯で見られます。厳しい環境に適応するため、一般的なキツネに比べて被毛が濃く、足の裏に至るまで毛で覆われています。そのため寒さに大変強く、なんとマイナス70度の寒さも耐えることができるといわれています。

白く美しい外見が印象的な動物ですが、その姿は季節によって大きく変わります。雪が解け始める5月ごろから毛が生え変わり始め、こげ茶色の夏毛になります。毛の量も少なくなりスマートな姿になるので、まるでまったく別の動物のよう。イヌ科の動物の中で、“衣替え”をする唯一の種類ですが、これは保護色、そして狩りの際のカモフラージュのため。冬は周囲の白い雪にとけ込み、夏は岩や植物に紛れることができるのです。

獲物は、主にレミングと呼ばれるネズミや魚など。その愛らしい外見とは裏腹に、時には自分の体よりも大きいアザラシの幼獣を襲うこともあります。また、食料が少なくなる冬の時期は、ホッキョクグマについて行き、そのおこぼれをちゃっかりもらう光景も見られます。さらに、食料が豊富な時期にはエサを蓄えておき、不足する時期に備えるなど、利口な一面も持ち合わせます。